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電子回折の種類と特徴

TEM:透過電子顕微鏡法

電子回折法の種類と特徴

透過電子顕微鏡での電子回折法は、試料への電子線の入射の仕方によって3つに分類されます。それぞれの特徴とデータ例を示します。評価対象物のサイズや分析目的に応じて、適切な手法を選択する必要があります。

 

電子回折のビーム径と回折スポットの大きさ

測定対象の結晶サイズよりも電子線のビーム径が大きくなると、回折スポットが小さくなるという特徴があります。よって、ビーム径は対象の結晶サイズに合わせて適宜設定する必要があります。

様々なビーム径で取得した単一のAuナノ結晶からの電子回折

 
 
 

ナノ結晶集合体からの電子回折

ナノ結晶に対してビーム径が同等もしくは小さい場合と、ビーム径が十分大きい場合の電子回折による評価例を示します。ランダム配向した無数のナノ結晶集合体に対し大きなビーム径を適用すると、電子回折パターンは非晶質からのハローパターンと類似のパターンを示すため、注意が必要です。

参考文献)平田, 弘津 日本結晶学会誌 49, 122(2007)

電子回折法の長所・短所

長所

  • 電子線の入射の仕方により、SAED, NBD, CBEDの3種に分類され、NBDとCBEDでは1nmΦ~、SAEDでは100nm~数μmφまでの測定領域が選択できます。

 

短所

  • 破壊分析(粉体除く)
  • 電子線が透過する厚みへの加工が必要。
  • 結晶構造の同定は、晶帯軸入射からのずれが大きい場合や、類似の構造が複数存在する場合、構成元素の情報の有無によって難しいこともあるため、参考データとさせていただいております。

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MST技術資料No. B0214
掲載日
測定法・加工法 [(S)TEM](走査)透過電子顕微鏡法
[ED]電子回折法
製品分野 その他
分析目的 形状評価/構造評価/故障解析・不良解析/劣化調査・信頼性評価/製品調査

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