分析の
お問い合わせ

食品用の耐熱用PETボトルの積層構造分析

TOF-SIMSを用いてPETボトルの層ごとの成分を特定可能

PETボトルはわずかな空気(酸素)を透過するため、PETボトル内の飲料は、外部からの酸素侵入の影響を受けやすくなり、品質が劣化します。そのためにPETボトルには様々な工夫がなされており、例えば図1のように酸素吸収層をPET間に挟むことで飲料の劣化を防ぎ、おいしさが保たれています。
本資料では、酸素吸収層がどのようなものから構成されているのかを確認するために、TOF-SIMSで分析した結果を紹介します。

データ

図3に示しました様に、酸素吸収層は、フラグメントパターンよりナイロンMXD6と推定されました。ナイロンMXD6は、高いガスバリア性を持つ透明フィルムです。
また、図4に金属成分としてCoが検出された結果を示します。Coは、酸化触媒として使われています。
図2のようなサイクルで飲料に酸素の混入を防ぎます。

図1 ガスバリア
PETボトルの概要

図2 酸化還元反応のモデル

PET
内側
PET内側
酸素
吸収層
酸素吸収層
PET
PET
酸素
吸収層
酸素吸収層
PET
外側
PET外側
図3 PETボトル中の成分評
PET
PET
ナイロンMXD6
ナイロンMXD6
PET
内側
PET内側
酸素
吸収層
酸素吸収層
PET
PET
酸素
吸収層
酸素吸収層
PET
外側
PET外側
図4 PETボトル中Coの検出結果

この分析事例のPDFファイルを開く

MST技術資料No. C0278
掲載日
測定法・加工法 [TOF-SIMS]飛行時間型二次イオン質量分析法
製品分野 日用品
食品
分析目的 組成評価・同定/製品調査

Consultation

分析のご相談・
お申し込み

経験豊富な営業担当が、
最適な分析プランを提案します。
分析費用のお見積もりも
お気軽にお問い合わせください。
ご相談・お申し込みは、専用フォーム
またはお電話にて承ります。

03-3749-2525