製剤中の農薬原体・無機成分の分布を可視化できます
概要
TOF-SIMSは成分を分子イオンの質量から同定するため、蛍光物質などの標識をせずにイメージング分析が可能です。また、有機成分だけではなく無機成分も測定することにより、農薬原体だけでなく、製剤に混合させる鉱物質もイメージングすることができます。今回、農薬原体の配合比率が異なる2種類の 製剤中の農薬原体や無機成分を可視化しました。製剤A(配合比率高)は農薬原体が製剤に広く分布していたのに対し、製剤B(配合比率低)では農薬原体は局在していました。
データ
農薬原体の分布

無機成分の分布

※製剤AのKについては、主要な同位体39Kでは検出器が飽和するため、 存在比の少ない同位体41Kでイメージングしています。