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NMRを用いた化合物の経時変化評価

熱分解・熱劣化等による経時変化の分析評価が可能です

概要

NMN(β-ニコチンアミドモノヌクレオチド)は長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュイン遺伝子の働きに関与することが知られており、近年注目されている成分です。本資料ではNMNを対象として、水中での加熱処理による¹H-NMRスペクトルの推移をモニタリングし、熱によるNMNの分解・変化について分析した事例を紹介します。

加熱過程の経時観測と分解量の評価

重水に溶解したNMNを試料として、NMRプローブ内で70℃・5時間の分析を行いました。加熱処理での¹H-NMRスペクトルの推移をモニタリングし、熱によるNMNの分解・変化について評価を行いました。

加熱過程での1H-NMRスペクトルを図1に示しました。加熱処理により3.9ppm-9.5ppmの領域において、(■)で示したピークが増えていることから、NMNが分解・変化していることが分かります。また、図3に5ppm-10ppmの範囲における¹H-NMRスペクトルの経時変化を示しました。図3では、(●)で示したピークの強度が時間経過とともに大きくなっていることが確認でき、NMNの分解・変化が進行している様子が観測できます。また、¹H-NMRでは下記の関係式(1)に基づいて試料を定量することができます。

本事例では、(A)のピークを用いて加熱前後のNMN量を定量したところ、加熱前のNMN濃度は2.32mg/mL、70℃・5時間の熱処理後は1.26 mg/mLとなり、熱処理によって45.8 wt%のNMNが分解・変化したことが分かりました。

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NMRを用いることで、化合物の熱劣化・熱分解などの経時的変化を分析することができます

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MST技術資料No. C0697
掲載日
測定法・加工法 [NMR]核磁気共鳴分析
製品分野 バイオテクノロジ
医薬品
日用品
食品
分析目的 組成評価・同定/劣化調査・信頼性評価/不純物評価・分布評価

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