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MSTの理念

創造によって世界の科学技術に貢献しよう 山﨑貞一

「創造によって世界の科学技術に貢献しよう」
当財団は、初代理事長である山﨑貞一が掲げたこの言葉を理念としています。
科学技術分野における材料に関する基礎的研究を行うとともに、材料の解析・評価の実施を通して材料科学技術の振興を図り、
もって我が国の経済社会の発展と国民生活の向上に寄与することを目的として歩み続けています。

設立・沿革

MSTについて

1984年、科学技術庁(現:文部科学省)長官の諮問機関である航空・電子等技術審議会より、「新材料の創製に関する総合的な研究機関の推進」との答申が出されました。時期を同じくして、初代MST理事長となる山﨑貞一氏らが発起人となり、材料の研究と解析・評価を行う公益法人の設立を政府に働きかけました。国内メーカーからの賛同も後押しとなり、官民双方の動きが一体となって政府の認可のもと設立されたのが材料科学技術振興財団(MST)です。私たちMSTも2024年に設立40周年を迎えることができました。これからも日本の科学技術の発展に寄与していきます。

事業内容

名称 一般財団法人 材料科学技術振興財団
Foundation for Promotion of Material Science and Technology of Japan
目的 科学技術分野における材料に関する基礎的研究を行うとともに、 材料の解析・評価を実施すること等により材料科学技術の振興を図り、 もって我が国の経済社会の発展と国民生活の向上に寄与することを目的とする。
設立 昭和59年8月1日(1984年)
財産額 基本財産 約27億円
所在地 東京本部:東京都世田谷区喜多見1丁目18番6号
支所:大阪、名古屋、仙台
営業所:千歳、北上、富山、韮崎、四日市、熊本
事業年度 毎年4月1日~翌年3月31日
事業領域
  1. 科学技術分野における材料に関する基礎的研究及び解析・評価。
  2. 半導体、生理学生化学、バイオ関連分野及び各種先端的分野についての基礎的研究及び解析・評価。
  3. 1,2号に掲げる国内外における関連分野の研究機関又は個人に対する表彰及び支援。
  4. 1,2号に掲げる研究成果等の出版または出版の支援。
  5. 1,2号に掲げる国内外における関連分野の調査。
  6. 1,2号に掲げる国内外における関連分野に関する研修の実施及び支援または研修所の運営。
  7. その他目的を達成するために必要な事業。

沿革

1984年 8月 世田谷区上祖師谷に設立(科学技術庁管轄)
1986年 3月 MST 初の分析装置、走査電子顕微鏡(SEM)を導入
1986年 4月 最新鋭の二次イオン質量分析(SIMS)を導入(国内初)
1993年 4月 世田谷区喜多見(現在地)に移転
  • 1号棟竣工、FIB-TEM 技術で分析技術に新潮流を確立
  • 各種分析装置を充実させ、センター機能を強化
1998年 SSDP-SIMS(裏面からの SIMS 分析技術)を確立
1999年 1月 2号棟(福利厚生棟)竣工
2001年 11月 第 1 回 山﨑貞一賞贈呈式を行う
2002年 3月 3号棟竣工
2002年 10月 Slice&View サービスを開始
2002年 12月 クリーンルームを稼働
2007年 12月 4号棟・5号棟竣工
2010年 7月 鑑定分析サービスを開始
2011年 5月 名古屋支所開設
2011年 8月 6号棟竣工
2012年 4月 一般財団法人に移行(内閣府管轄)
2012年 4月 仙台支所開設
2014年 8月 大阪支所開設
2015年 AI 用 GPU サーバを導入して研究を開始
2018年 4月 保育園開園
2019年 3月 サーバ室を拡張し、AI 用 GPU サーバおよびシミュレーション用の HPC を大規模に増強。以降も順次増強。
2020年 2月 北上営業所開設
2020年 5月 韮崎営業所開設
2021年 2月 四日市営業所開設
2022年 4月 熊本営業所開設
2024年 4月 千歳営業所開設
2024年 5月 富山営業所開設
2024年 11月 7 号棟竣工

MSTの3つの事業

MSTが取り組んでいるの3つの事業を図で説明

MSTの事業は、「材料評価事業」「研究支援事業」と「振興事業」の3分野で構成されています。

まず、MSTの中心的な役割を担うのが材料評価事業です。
二次イオン質量分析(SIMS)、透過電子顕微鏡(TEM)、X線光電子分光分析(XPS)をはじめとした多様な測定装置を備え、さらに機器分析とシミュレーションやAI解析技術を組み合わせることで、お客様のニーズに応じた材料分析・評価を行っています。この高度な分析サービスは、MSTが研究支援や科学技術振興に携わるための基礎となっています。

こうした材料評価事業で得られた財源をもとに、大学を中心とした機関の若手研究者に対する研究助成や共同研究などの研究支援事業を展開しています。私たちはこれらの活動を通じて、学術分野との連携を深め、材料科学の発展に寄与しています。

さらに、MSTは科学技術の普及と発展を目的とした振興事業にも取り組んでいます。国際会議・シンポジウムの支援などに加え、2001年には初代理事長・山﨑貞一氏の功績を称え「山﨑貞一賞」を創設しました。この賞は「材料」、「半導体及びシステム・情報・エレクトロニクス」、「計測評価」、「バイオ・医科学」の4分野を対象とし、毎年11月に贈呈式を行っています。

材料評価事業

MSTの材料評価事業は「どのような分析データを提供すればお客様に喜んでいただけるのか」を模索するところから始まりました。最初は分析データを買い上げてもらえるような実績はありません。まずは分析担当者がお客様を訪ね、議論に議論を重ねました。 宿題をいただくたびに工夫して、再度測定した結果を持って訪問することを繰り返し、徐々に信頼を築きました。
例えば、ソフトウェアによるデータ解析。測定装置付属ソフトの解析結果ではお客様が満足されないときには、分析担当者自らプログラムを改良することもありました。 このような「お客様の満足」にかける姿勢は、MSTの分析サービスの根幹であり伝統でもあります。私たちは、半導体材料・デバイス関連分野を出発点としてお客様の要望に応えてきましたが、中でも初めて事業化に成功し、半導体業界へ大きな影響を与えたのが「FIB-TEM」と「SSDP-SIMS」の2つの分析サービスです。

研究支援事業

科学技術の振興を図ることを目的とし、財団寄付行為に定める事業の一つとして実施するもので、新技術の研究・開発に携わる方に対しての研究助成あるいは共同研究を行っています。財団設立以来毎年約10件、2024年度までに累積で研究助成408件、共同研究100件、総額で5億1千万円を超える支援を行ってきました。

振興事業

国際学会・シンポジウムへの支援や山﨑貞一賞の贈呈を通して、科学技術の普及啓発と科学技術の向上に寄与しています。
「一般財団法人材料科学技術振興財団山﨑貞一賞(以下、山﨑貞一賞)」は、科学技術水準の向上とその普及啓発に寄与することを目的とし、
また、当財団の初代理事長を務めた故山﨑貞一氏の科学技術および産業の発展に対する功績、人材の育成に対しての貢献を記念して創設された賞です。 

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